前夜中、R1を登って箱根の道の駅で車泊。 ここは芦ノ湖を見下ろす標高800m
ちょっと暖かめに寝床をセットする。 時折響く走り屋の爆音が子守歌代りだ。 |
前日は春の嵐だったが、今日は風も静まり天気良い。
予想通り朝はチョット寒い スープで身体を暖め出立する。 |
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箱根峠、十国峠を経て伊豆スカイラインに入り、伊豆半島の背骨を南下する
左手には朝日に輝く相模河湾、右手には富士山の裾から駿河湾と展望が良い。
車や単車好きには堪らないSKYLINEを、我々は風景を楽しみながら行く。
展望が好い場所があれば、すぐに車を停めてしまう。 |

朝日の熱海 |

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伊豆高原へ |
最初の目的地は、伊豆スカイランをそのまま下った伊豆高原。
伊豆高原駅前では桜まつり:クラフトの森フェステバルを開催中
残念ながら、今年は異常暖冬&早い春の訪れで、カワズサクラは既に散り
ソメイヨシノの開花直前のタイミングのようだ。
クラフトフェアーに知人出店しているので、少しだけお手伝い&仕事して、
あとはぶらぶらしながら方々の作品を観覧し、一宮焼きそばを喰らう。 |

下田バーガー |
伊豆高原を後にする。
まだ昼時だが、もう渋滞気味の上り車線を
横目に海岸線を南下して行く。
車窓から時折見える海は春の青色だ。 |

アボガドとシュリンプのバーガー |
下田:道の駅はとても大きな施設で、観光センターや地域活性の施設の役割を兼ねているようだ。
ここに併設されているRa-maruという食事処で下田バーガーなるものを発見 さっそく注文した。
金目鯛は今や本家のタイより高級魚 その金目鯛をカリッとフライしてウスターソースで味付けした物がパテの代わりだ。
上質なチキンのような食感に優しい金目の甘さ チェダー&カーマンベルのWチーズが複雑さを増し、新鮮な美味しさでした。
アボガドとシュリンプのバーガーは、反対にさっぱりしたヘルーシーなバーガーで、美味しいバンズと相性が好い。 |
昔の記憶を頼りに田牛(とうじ)の竜宮窟へ
狭い階段のトンネルを抜けると、周囲をぐるりと高い岩壁(砂岩)に囲まれた浜に出る
岩壁には一ヵ所だけ海に続く穴が空いていて、宮崎アニメ【紅の豚】で登場するポルコのアジトのようだ。 |

潮騒とのセッション |

見上げると |

穴の縁から見下ろす
人が居る左側が出入口のトンネル |
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昔より訪れる人は増えたようだが、国道から外れた田牛の海は、まだ素朴な情景だ。
ゴロ石の海岸には春らしい黄色い花が咲いていていて、
小さな漁港には烏賊が洗濯ハンガーで干されていた。 |

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海綿も沢山転がってました |
車は伊豆半島南端 石廊崎へ
ジャングルパークはすでに廃墟となっていた。
遊覧船の駐車場からだと、岬先端まで坂を登る行程で20分ほどかかる |

吸い込まれそうな青の海 |
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石室神社 |
由来や創建は諸説ある石室神社(いろう・いしむろ)だが、一説には伊豆島に流刑された
役小角とも関係があるとされていて、車を停めた港には銅像もあるそうだ。 紀伊半島~伊豆半島~房総半島には同一地名が多い事はよく指摘される。
きっと黒潮を渡る人々のわだつみ(海神)が始まりだったのでしょう。
もっとも今は、石室神社よりもさらに岬の突端に建つ、小さな熊野神社の祠に伝わる
幸吉とお静の伝説の方が“縁結びの神さま”として人気があるようだ。 |