08草津根 外湯めぐりと、とんぼ玉作り;海のものとも山のものとも
2008/07/17 up    
草津 外湯めぐりと、とんぼ玉作り
2008年 1月 5~6日
草津 極楽ゲレンデスキーのアフターは、外湯めぐりとトンボ玉作り
幕の内のゲレンデは快晴無風 朝イチは粉雪、陽が昇れば素晴らしい自然環境と山々の眺望_ と、極楽ゲレンデスキーを楽しんだ。
普通は、寒さで身体が冷えたので温泉へ_ しかし今回は、『好い汗かいた~』で温泉だ。
極楽ゲレンデスキーのレポートは
山のもの 08草津 極楽ゲレンデスキー
 草津外湯めぐり
もったいなくも放流だ
西の河原の川は温泉だ
スキー場の駐車場から雪の遊歩道を下れば西の河原
谷間は大露天風呂から立ち昇る湯気で埋まっている
冬は(湯気で)まっ白ですね
雪見で西の河原大露天風呂に浸かる
ここは外湯では無いが、源泉が近いし、何といってもこの開放感は捨てがたい

宿にチェックインし、早々地蔵の湯
綺麗な湯船に乳翠濁りの湯 狭間の時間帯なのか他の入浴者が居らず、のんびりと浸かれた。
前回訪れた際、気になった改築後の防腐処理の匂いも消え、だいぶ草津の町に馴染んだようだ。
地蔵の湯
眼病に効能があるといふ
目洗地蔵

今回の宿は障子を開ければ、千代の湯の屋根を見下ろす立地
食前・食後、朝晩と浴衣でぶらり。 幾度となく浸かりました
いい場所だ
窓を開ければ千代の湯 隣は大阪屋
千代の湯の湯気抜き窓
『湯上りに最高!』
 千代の湯の前では、
冷たい湧水を飲める
前回はシルクのような湯ざわりを楽しめた千代の湯
残念ながら今回は、少しシルキー感が弱かった。
温泉は自然の恵みだし、時々によって湯質が変わるコトもあるだろう。

以前から浸かりたかった 関の湯へ。 扉を開けるとすぐに、ぎゅうぎゅうで2名入れるか_小さな台形の浴槽
しかし蛇口からは、湯が[じゃーじゃー]注がれ、浴槽から[ざーざー] と溢れている。
さっそく浸かってみると、結局今回一番の熱湯で、湯の中では やたらに動けない。
看板が無ければ外湯とは気付かない外観といい  『これぞ草津の外湯!』
関の湯
このサイズでは有り余る豊富な湯

町角の外湯 関乃湯

二日目は、煮川の湯 (にかわのゆ)も浸かる  しかし、『煮えな~い!』 全然ぬるいのだ。
彼女と一緒に湯に浸かっていた地元のおばさんによると、休日は観光客が多く、熱い湯をうめてしまうそうだ。
熱湯好きの自分には、「ちょっとショック~」でした。
町営浴場「大滝乃湯」も源泉は煮川です
煮川も源泉 外湯では、ここでしか浸かれない
樋の底は白翠の温泉物質がこびり付く
煮川の湯は透明 本来激熱だが、湯ざわりは優しい
草津の外湯にはマナーがあります
外湯を利用する際はマナーを守って、ルールにならないようにしましょう

前回と同様、今回最後の湯も 白旗の湯
ここなら二つ浴槽があるので、『熱い湯が期待できるでしょう』と、期待する。
正月休み中なので、他の入浴者も多いが、草津の湯の中では独特の黄茶色の濁り湯
うめられる事無く好みの熱湯を保っていてくれました。
白旗の湯

以前、草津の外湯を楽しんだレポートは 楽しきもの 06草津 外湯巡り

 湯畑
御汲上げの湯枠
徳川の将軍達は、ここから汲んだ湯を樽につめ
江戸城に運ばせた。 『なんて贅沢な!』
湯の滝
湯畑だけで毎分5500リットル、草津全体では毎分37000リットル
日本一の湯量だ
温泉街ぽい~
湯畑周辺のデザインは、草津が大好きだった岡本太郎氏だそうです
『らしくないオーソドックスさ でもそのほうが好いか』

日本武尊や行基、はたまた源頼朝が開湯したという草津の湯。
草津の名のは臭水(くさうず)が訛ったものであるとされる。
戦国時代には武田配下の真田氏が湯治客から湯銭を徴収したり
また硫黄は黒色火薬の主材料であるため徳川の時代には幕府直轄となる
しかし、湯治客は全国からやってきて、幕末には
「草津千軒江戸構え」といわれたほど栄えたそうだ。
明治になりベルツ博士功績により、草津は世界に紹介され、
日本人も、その価値を再認識することができた。

「草津には無比の温泉以外に、日本で最上の山の空気と、
   全く理想的な飲料水がある。 もしこんな土地がヨーロッパ
        にあったとしたら、カルロヴィ・ヴァリよりも賑わうことだろう。」                                     - Dr. Bälz -

宿が湯畑に近いので、ライトアップの湯畑も楽しめる。
真冬だが今日は丹前姿でも寒くはないし、
もし冷えてしまっても、草津は温泉だらけだ。

 湯宿;松村屋
湯宿 松村屋
いかにも温泉宿らしい構え
持ち送りは全てデザインが異なる彫り物
せがい出し梁 り
支えるように 待ち送りの意匠
   歴史ある宿でした
 今回お世話になった松村屋は、 築160年 古き良き時代を思わせるせがい出し梁 り作りの美しい宿だ。
 この宿は立地がとても良い。 草津温泉の中心湯畑は徒歩一分 大好きな外湯;千代の湯は向かいだ。
そして、湯宿の看板どおり、宿の湯 “延寿の湯”がとても好かった。 露天は無いが、真近の湯畑から
ひいた湯は熱湯好きにはたまらない高温で、湯船からもったいないほど溢れている。
湯質はピリピリと刺激性が強く、宿泊中何度か浸かったが、後で面の皮の厚い自分でもピーリング状態。
昔は草津の湯は強すぎて、別にあがり湯があったという話も納得だ。
近代ホテルのような利便性や豪華さを、ありがたがらない私どもにとっては素敵なの宿でした。
館内も和で飾られています 味も文句はない。
食べきれないほどの御馳走
次々と料理が出てきます
『また湯に浸からねば!』
延寿の湯
“延寿の湯”

 とんぼ玉作り
今の草津名産に温泉ガラスがある 草津ガラス蔵では、とんぼ玉作りを体験できるので、さっそくチャレンジだ。
この色の組み合わせはセンスです
最初に地玉となる色ガラス棒と
縞模様になる細い色ガラス棒を選びます。
どれにしようかな
ガラスの花型や金箔など
飾り付けの副パーツも選びます
山のコンロでも作れる?
材を選んだらバーナーを前に座り創作開始
インストラクターのおねいさんが親切に教えてくれる
芯棒は水平に
地玉となる色ガラス棒をバーナーで
溶かしながら芯棒に巻きつけていきます
芯棒は常に回して球を保ちます
細い棒は溶けて切れやすかったが、流れるとそれなりになりました
地玉が球になったら、今度は細いガラス棒も
溶かしながら巻きつけ、縞模様を入れます
だいぶ出来てきました♪
一旦バーナーから外して花型を埋め込んだり、
金箔を散らして飾ります。
最後に再び全体を炙って球を整えます
おがくずの中で30分ほど冷却して完成
 希望により、アクセサリーやストラップにも仕上げられるそうだ
直径は15mmほど
右の青緑は草津温泉ガラスの色  白根湯釜のアノ色
温泉で作る温泉卵
冷却の待ち時間は、
広い店内を観たり、店先の温泉卵を頂きましょう

帰路、鬼押出で雪の浅間を観ながらケーキを食べました
浅間山 2,568m
浅間の噴煙と雪煙が空と光に溶け込む
手作りバースデーケーキ
 美味しかったです

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