《北アルプスの麓で山岳絵画のみ展示する》安曇野山岳美術館 存在は知っていたが、ナカナカ山行時には
立ち寄れない美術館でした。今回はせっかくのチャンスなのでしっかり拝見させていただきました。
作品の多くがダブレ・ナチュール(現場写生)で描かれたモノだそうだ。
キャンバスやイーゼルといった本来山行には不要の大荷物を担いで山に入る。絵具が乾くのには日単位での時間が
必要_ 当時は今ほど山小屋も整備されていなかったので、食料の荷揚げも必要だったであろう。
苦労は多い_ しかし、山好きの方が本当の山を観ながら描いた作品は、山好きのツボを刺激してくれる。
「あのルンゼでいけるか?」「この岩なら大丈夫。」「急げ! 風が冷くなってきたゾ」
絵を観ているだけで“山登り”を感じられるのだ。 |