07桜の高遠 ;楽しきもの
2007/04/20 up
桜の高遠
2007/04/10&12
 白州
枝垂れ梅 摩利支天は左側
今回は伊那谷側から南アルプスに入山予定なのだが、甲斐の国は丁度花盛り
甲府で高速を降り、入山する戸台とは反対側の甲斐駒ヶ岳を眺めながら高遠に向かう

 高遠城址公園の桜 ;青空編
 『キュート!』
高遠城跡は薄紅の山になっていた 西斜面側はまだ五~七分咲きだが、朝日を浴びるダム側は満開に近い
この城跡には1500本の桜樹が植わっているそうだ 桜はタカトオコヒガンザクラという固有種
よく目にするソメイヨシノより小振りでやや紅が濃い 密集咲きの姿がワタ飴のようで可愛らしい
ダム側は満開 ワタ飴みたい タカトオコヒガンザクラ
 【高遠歴史】
中央アルプスと南アルプス 二つの大山脈の合間に広がる 明るく肥沃な伊那の谷
その伊那谷を見下ろす高遠は、尾張~甲斐を結ぶ街道でもあるため、戦国時代には ここで数々の攻防が繰り広げられた
信玄が高遠と通じて諏訪を討つ、そしていずれ織田が高遠の武田を攻め落とす
丁度、大河ドラマ【風林火山】で高遠が舞台となっている  ドラマでは勘助と由布姫の縁を偲ばせる地という設定だ
諏訪には神話の時代から、諏訪大社を管理する大祝の職がある その職を諏訪に奪われた高遠は心中穏やかでは無かったろうし、
さらに太古を探れば、出雲を追われたタケミナカタが諏訪に落ちのび、逆に元々諏訪に居た縄文の人々を制圧
その諏訪を追われた人々が、この地に移り住んだコトも連想させる

そんな争い事も夢の跡 明治になり城跡に桜が植えられると花見のメッカとなり、今は全国から観光客が訪れる
勘助が張り巡らしたという空堀もサクラ色に埋め尽くされている
桜雲橋 中央アルプスが綺麗に観える
  天気予報では、しばらく温かい日が続くと言う
『こりゃ~ 山を下りたら えらいコトになっているぞ!』
下山後に、また立ち寄るのが楽しみだ
これから目指す仙丈ヶ岳
この後 南アルプスにこもりました→ 山のもの :07仙丈ヶ岳 & 甲斐駒ヶ岳

 高遠城址公園の桜 ;夜桜編
そして二日後、ちょっと無理して暗闇の中を下山してきた
『それもこれも、高遠の夜桜を観たい為』 そういっても大げさでは無い
それほど此処の桜は観応えがある
皆さん想いは同じ 平日の夜だが高遠の町中は各駐車場車を目指し渋滞している
『自分は…まず!』 立ち寄り温泉【さくらの湯】に直行する
温泉玄関前の桜は満開だ 『これなら城跡の桜もモコモコだろう』期待を胸に湯に浸かる
近隣に一般住宅が建つためか、露天から眺める桜はライトアップはされていなかったのは残念だが、
3日ぶりの湯が何より気持ちいい  アルカリ性の湯から上がると、山行の疲れがすっかり消えていた
『よーし 夜桜見物に繰出そう』
ここの露天は日中の方が良いみたい
もう21時近いのに 城址公園近隣の駐車場は、まだ大混雑している
温泉効果で疲労は消えたので、さっさと城下の駐車場に車を停め、また山登りする

ライトアップされた高遠城址公園の桜
予想どうりの満開モコモコ桜  夜の闇と淡い桜色のコントラストが美しい
ライトの加減で清くにも、艶にも見える 『これぞ日本のサクラ』
ライトアップで桜色が映える

花は下向きに咲きます
ここはフォトポイントですね
桜雲橋下の小池には、桜が鏡のように映りこむ
城杜は花見の人でいっぱいだ 沢山の屋台も並ぶ
 しかし、カラオケや大ヨッパライはいないので、割と静かにノンビリと夜桜を楽しめる
みなさん携帯片手にアーチスト 自分もその仲間に入れてもらう

さまざまな種類の屋台から美味しそうな香りが漂い、お腹が『ぐ~』
 『そういえば 朝食の後、満足な物を食べていないや』
お好み焼き、串焼き、五平餅_ ハシゴしながら夜桜を楽しむ
このお好み焼きはボリューム満点でした
問屋門 艶っぽ~い
参照リンク:伊那市高遠観光協会  

クリックでこのページのトップへ戻ります

2007楽しきもの へ
楽しきものトップ
海のものとも山のものともトップ

Copyright(C)2007 Taro.S All Right Reserved.