07雲峰寺・恵林寺 ;楽しきもの
2007/02/27 up
雲峰寺 ・ 恵林寺
2007/02/21(wed.)
風林火山にあやかって
陽が高い間は、大菩薩嶺を歩いてきました  →
 雲峰寺
大菩薩という仏教的山名は、この雲峰寺(ウンポウジ)が由来らしい
雲峰寺は武田家の戦勝願寺だったため、信虎や信玄;歴代の領主は厚く帰依した
本堂は入母屋+唐破風向拝の木造 横の庫裏は切妻の屋根に漆喰壁
双方とも貴重な檜皮葺きの屋根が見事だ
風林火山の旗
併設する宝物殿には、風林火山の軍旗をはじめ、諏訪明神の加護を願った本陣旗や、
日本最古の日ノ丸旗などが保管されている
諏訪明神の旗は、朱の布地に金色で【南無諏方南宮法性上下大明神】と大きく書かれており、
その周囲を黒色の梵字が囲んでいる
有名な風林火山の旗(孫子の旗) 自分の中では、白地の旗に黒文字で、
【風林火山】と書いてあるイメージがTVか映画によって植えつけられていたが、
現物は綺麗な青紺で染まった布地にやはり金文字だ
文は【疾如風 徐如林侵 掠如火 不動如山】と孫子の句を引用している
両旗とも戦国時代とは思えない -いや、戦国時代だからこそ- 艶やかな旗だ
武田崩れ後、旗は一時 大菩薩峠に埋め隠されていたそうだ
現在、旗はケース内で丁寧に保管されているが、大河ドラマに気をよくしている甲斐の国では、
PR用のレプリカ旗がいたる所ではためいていた。
雲峰寺本堂
本堂
桧皮葺の屋根
中央に葵の紋 屋根に武田菱
武田の家紋
割菱は定紋で、花菱は裏紋
雲峰寺庫裡
庫裏
 恵林寺
恵林寺(エリンジ)は武田信玄の菩提寺
また武田家の没後、信長が焼き払った際に、炎上する三門上で快川国師が
「安禅不必須山水、滅却心頭火自」と唱えながら寺と運命を共にした
 -これが《心頭滅却すれば~》の元となった-
現在、本堂前の四脚門にはその言葉が掲げられている
本来は禅寺なので、ごちゃごちゃとした装飾は見当たらず、日本古来の美しさ
特に裏手の庭園は夢窓国師が手がけた見事な庭で、心落ち着く場所でした
恵林寺 四脚門
四脚門
恵林寺本堂の鬼瓦
鬼瓦の割菱が輝く
本堂 回廊
Japanese beauty
〔キュィキュィ〕 と鳴きます
うぐいす廊下
達磨

 
白梅
寺内のあちこちで梅が咲いていた もう春だ
紅梅

風林火山の書

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