2005/09/18 up |
安曇野〜上田〜無言館〜別所温泉 2005/10/02 槍穂+常念山行の帰りに寄りました |
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道の駅; 池田ハーブセンター |
6:00 朝の陽が目覚まし代り よく眠れたので山行の疲れも無い
昨日まで居た山並みを眺めながら、ラベンダーの香りに包まれる 『なんて贅沢な朝』 |
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大天井〜常念山脈 |
一番目立つのは有明山(信濃富士) |
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コンビニで買った朝食を食べていると 「山ですか?」おじさんが話しかけてきた
聞いてみると、このおじさん 【歩かなければ行くことができない秘湯めぐり】をしているそうだ
登山・沢登り・ビバーグなど色々な知識をお持ちだ 秘湯専門の本も持ちだしてきた
『ここにもいたぞ 自分の山行を持っている人が!』 しばし話し込む 今日は野麦峠の方に向かわれるそうだ |
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穂高町(→安曇野市と合併) |
大王神社前で再び常念坊を見る 立派な里山 昨朝の頂での槍穂の朝焼けが思い起こされる
が、今朝はかなり雲が出ているようだ |
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朝の土手散歩が気分良い
まだ稲刈りしていない田もある 『房総より2ヶ月は遅いんだ』
安曇野はすっかり観光地である
住んでいない私が言うのもなんだが、それを除けば自然がすぐ隣の現代生活がある |
早朝、自分しか観光客がいない三連水車 あの北アルプスからの清らかな水が動力なんてすごすぎる
光線の具合が良く、綺麗な写真が撮れた
ワサビ畑の前で【手すき和紙製の道祖神】を売るおじさんがいる
東京から穂高に移り住んだ芸術家 人生を語ってくれる |
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アルプス公園 |
松本の【アルプス山岳館】に寄ったが工事中 H19年5月新舎完成予定のため見学はできなかった |
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上田・紺屋町〜柳町 |
上田城公園の市営〈無料〉に車を止め上田の街を歩く フリーペーパーのガイドは目を通すだけにする 真田一族の城下町 車がビュンビュン走る国道18号から一本道を入れば 旧北国街道の宿場町でもあった面影が残る 格子・うだつ・ナマコ壁・瓦 過去を取り入れながら、現在の生活を支える建物や街は大好きだ さまよい歩く
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【森文】で強飯を予約無しで頂ける 久しぶりのきちんとした食事の喜びを差し引いても美味しい 食後の【レアチーズケーキ】もキメ荒く、濃厚でやわらかい
Coffeeも美味しい 『大満足』
【森文】には安政5年記述の信州の古地図が飾られている
戦術や石高読みは感じられない 街道、宿場、川などが詳細に描かれている その中でも、山の描写に興味する
「岳」はすべて「嶽」だ 播隆上人登頂前なので槍ヶ岳は無く、常念より蝶ヶ岳が立派に描かれる もちろん一番大きく、丁寧に描かれているのは 【御嶽】だ |
【強飯膳セット】 〈¥1800〉 |
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お隣の【Levain】で【ライ麦 胡桃と無花果パン】を買う
和のテイストとヨーロッパの田舎風 素敵なお店だ
家で食べる
胡桃と無花果がゴロっと入っている
パン自体も硬い皮とシットリ生地が淡い酸味
歯ごたえの変化、豊かな味のふくらみ 美味しかった
代々木にもお店があるそうだ 機会があれば行ってみよう
保命水(街井戸)で喉を潤し上田城跡に戻る |
【ライ麦 胡桃と無花果パン】
〈¥1.2/g〉 |
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上田城跡 |
徳川家と2度の攻防が 行われたお城も、 今は上田市民の憩いの場 |
真田の旗 [六文銭]
三途の河の渡し賃が六文だそうだ |
美しい欅(ケヤキ)並木 |
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無言館 |
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上田の街を見下ろす丘の上に建つ無言館〈志納〉 信濃デッサン館の分館として窪島誠一郎氏らが設立
第二次世界大戦で没した、現在の武美・多摩美の前身である帝国美術学校など42名の画学生の作品85点ほどを展示してある 彼らが愛用した画材や書簡なども収集している
私は明治の祖母に育てられ、戦争中の話も沢山聞いて育った 地獄のような日常、獣のような人の心 当時の人々はそれが当たり前だったのかもしれない そんな時代に遺作の気持ちで描いた画 作品としては、厳しいモノ、愛するモノ、優しいモノ さまざまだ 「悲惨・無念」と言うより「人の優しさ・美しさ」を感じるモノが多い それが、よりいっそう哀しくなる 『もし自分ならば、何をどんな風に描いただろう いや、描けたであろうか』
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前山寺本堂は茅葺屋根だ
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こちらが車で10分ほどの信濃デッサン館〈¥700〉
前山寺参道の脇に建つ
今やどちらが分館かわからない
【広幡憲】の不思議の国のアリスのような 空想デッサンに興味。
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←未完の粋 前山寺三重の塔 |
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中禅寺 |
中部日本最古の木造建築だそうだ 阿吽像がかわいらしい表情 |
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中禅寺・薬師道
かざりっけは無いが軒裏や柱は鎌倉時代の匠による手の込んだ造り |
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別所温泉 |
車を北向観音下の〈¥400〉に停め信州の鎌倉と呼ばれる街を巡る |
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最初に安楽寺 信州最古の禅寺 国宝;八角三重の塔がある 鎌倉・北条氏の慰霊塔
『8×3=24 禅寺だけに時を閉じ込めた空間なのかしら』 |
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経蔵の天井画も一見の価値がある |
丘を駆け抜け常楽寺へ
本堂の茅葺は惚れ惚れする 重厚感と微妙な曲線の優しさ ガウディーも見劣りする 奥の院 石造り多宝塔は霊場 心拍数が上がる異空間 |
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おもちゃのような別所線 |
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常楽寺から駅に向かう石畳の参道に対の祠があり、中には高サ60cmぐらいの小さな阿吽像が 安置されている 『この像がイイ』 一刀彫か? 木目が浮くつや消しの黒色 引き締める金の装飾 動的表情と繊細な衣のなびき 惜しむべくは、祠に施錠されているため戸の小さな穴からしか像を拝む事が出来ない |
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本家の湘南鎌倉には無く、別所温泉にある物 そう外湯だ
外湯は3箇所 各¥150で入れる 湯質はすべて単純硫黄泉で ほぼ透明の湯 軽い硫黄の匂い まず大湯に入る みなさん「丁度いい湯かげん」といっている が、アツ湯好きの私は『物足りない』 肌触りは優しくいい感じだ 大湯は小さいが露天もある |
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木曽義仲と葵御前の ロマンスが伝わる大湯 |
北向観音 長野・善光寺の阿弥陀如来〈来世〉は南を向いている 北向観音は千手観音(現世)を北向きの本尊としてを置く
双方を御参りしてワンセットという解釈だ 厄除けとして多くの信者の依をえているそうだ |
芸能人も多く参拝するそうだ |
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← 北向観音の境内に愛染桂が植わっている
【愛染かつら/著;松川太郎】の舞台になった |
次は大師湯に浸かる タイルの小さな浴槽 湯質は大湯と変わらない 地元のおじいさんに情報を聞く 「石湯が熱めじゃ」
確かに石湯は少し熱め でも『まだまだ』 天然岩、野趣風の造り
さすがに外湯3ヶ所ハシゴで 身体はポカポカ 外のベンチでクールダウンしてから帰路につく |
温泉宿に明かりが灯る |
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← 大師湯
慈覚大師が由来 |
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少し熱めの石湯→ |
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横川 |
碓氷バイパスを下り、今秋予定している裏妙義登山時の駐車スペースを確認する 丁須の頭登山口の駐車場が大丈夫そうだ
→【上信越HW】松井田妙義→自宅 約200Km(¥5,050) |
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